ご 葬 儀
funeral
(基本的に当山檀信徒の方が対象となります。)
ご家族の方がご逝去された場合は、当山(菩提寺)まで速やかにご連絡ください。
その際に通夜式、葬儀式の日程等を調整いたします。併せてお戒名を授ける上で、大切な確認(注1)をさせていただきます。
※ お戒名については、生前の功徳、ご職業、ご趣味、お人柄、お好きだったお言葉などを確認(注1)させていただき、当山住職より通夜式(又は枕経)の際に授与いたします。
注1
五重相伝や授戒会の受者で生前戒名をお持ちの方又は既に当山より生前戒名を授与されている方を除きます。
また、式の事前に、通夜式及び葬儀式(初七日忌法要を同時に執り行う場合等を含みます。)並びに出棺式、荼毘式、納骨式等の流れをご説明いたします。
通夜式においては、お浄土に生まれ仏弟子になるための剃度作法を執り行い、仏法僧に帰依する三帰三竟とお戒名を授与させていただき、故人さまのご回向をいたします。
そして、葬儀式においては、引導(下炬引導(注2))をお渡しした後、喪主さま、ご家族・ご親族さま、ご会葬の皆さまにご焼香いただき、通夜式に引き続き、再び故人さまの葬儀式としてご回向いたします。
注2
下炬(あこ)とは松明(たいまつ)にてお浄土に導くことで、引導(いんどう)とは新亡をお浄土に導くための作法です。
初七日忌法要を執り行う場合は、葬儀式の後に引き続き行います。
その後、喪主さま、ご家族・ご親族さま、ご会葬の皆さまによるお花入れの際に、出棺式を執り行います。
火葬場に到着しましたら、炉前にて荼毘式を執り行い、皆さまにご焼香いただきます。
※ 葬儀式当日に納骨をされる場合は、墓前にて納骨式を執り行います。
お戒名とは...
お戒名とは、正式には「法名」といい、一般的に道号、戒名、位号などから構成され、戒律のある宗派で戒律を受け、仏弟子になることで授与される名前をいいます。仏の教え、戒めに従うことを約束することで授けられるものなのです。ですから、本来は死後につけてもらうものではありません。生前に五重相伝や授戒会を受けることなど、いただく名前のことなのです。
なお、ご逝去の後にお付けする場合は、生前の功徳とご葬家の想い、来世の利益に願いを込めた文字を選びます。
お布施について
通夜式・葬儀式(初七日忌法要、出棺式、荼毘式、納骨式を含みます。)のお布施は、式の導師を務める僧侶が心を込めてご回向・ご供養、そして故人さまのお浄土への導きに努めた「法施」に対して、ご葬家が布施行「財施」を行うこと、またご葬家の功徳としてお預かりするものです。詳しくは当山までご相談ください。